Bookishdream

thanks for visiting!

The Japanese Lover by Isabel Allende

f:id:vanessa0131:20210118194347j:plain   

♦︎The Japanese Lover by Isabel Allende

 

 

 

                 f:id:vanessa0131:20210118194705p:plain

 

 

 

 

あらすじ:1939年、ポーランドナチスの陰に陥り、世界が戦争に突入すると、若いアルマ・ベラスコの両親は彼女を海外に送り、豪華なサンフランシスコの邸宅で叔母と叔父と一緒に暮らし始めました。 そこで彼女は、家族の日本人庭師の息子であるイチメイと出会い、恋に落ちる。真珠湾戦争に続いて、日本人であるという理由だけでイチメイ家族は収容所へ送られ、2人は残酷に引き離されます。 アルマと一明は生涯を通じて何度か再会しますが、彼らは永遠に世界から身を隠すことを余儀なくされる。

それから 数十年、アルマは長くて波乱に富んだ人生の終わりに近づいていた。

暗い過去をもつ介護福祉士のイリーナ・バジリは、老人ホームで高齢の女性と孫のセスに会う。 イリーナとセスが打ち解け、日常を送る中で、アルマに送られた一連の不思議な贈り物や手紙に興味をそそられ、イチメイと70年近く続いている秘密の情熱について知っていく。

 

著者:イサベル・アジェンデ
1942年ペルー生まれのチリ作家。ジャーナリストとして活躍中の73年、叔父のアジェンデ大統領が軍事クーデターで暗殺され、その時代に執筆した『精霊たちの家』が絶大な反響に。作品は多数ある。

 

読んだ感じ:とても感動しました。(T ^ T)

これ、日本語でも出版されてるらしいです。

英語で読んだから勉強になったけどすごく時間がかかった!笑

最近洋書をよむ機会が減っているせいか、スピードが本当に遅いです。

1日100ページぐらいが、限界です。笑

主人公は介護士のイリーナという女の子なのですが、

彼女がはたらく、老人ホームの経営者?だったかな

アルマという女性の過去と現在のラブストーリーがメインストーリーです。

1940年前後、アメリカではたくさんの日本人移住者が

すでに生活していましたが、戦争をきっかけに

アメリカ国内の日本人の生活が一変します。

住居、資産が差し押さえられ、生活の自由を奪われます。

そんな中、若きアルマと、日本人でアルマの叔父の邸宅の

庭師の息子だったイチメイは恋をする。

もちろん人種が違う者同士の恋愛はタブー。

しかも、資産家の親戚の下で暮らすアルマと

労働階級のイチメイとの間には、

社会的地位の格差があった。

家柄、世間体、時代の問題があり、

2人が一緒に人生を歩んでいくには

あまりにも、困難が多すぎたのです。

そう思うと現代の先進国で生きる私たちって

恋愛しやすい環境?

言い方が変かもしれませんが、笑

そんな風にも感じました。

 

アルマとイチメイの2人は毎週木曜日、

廃墟のような、モーテルで会う約束をし

愛をはぐくんでいきます。

戦争、時代が2人を引き離し、何度か再開するも

結局結ばれないお話に何度も胸が痛みました。

イチメイの思慮深さと誠実さに本当に感動したのと

誰かを愛するということの、偉大さが

このお話では特に強く語られていました。

誰かを一生をかけて想い続けること。

人が人を想う気持ちの強さは、例え

戦争でも、長い年月でもっても勝てなかった。

そんな強さに、イリーナやセスも少なからず

影響を受け、自分たちの過去のトラウマや

困難にまえを向いて歩いていけるよう

なったのかなあと感じました。

とても、悲しいお話ではありましたが、

人を想い続ける、愛し続けることの強さや

素晴らしさを感じさせてくれるお話でもありました。

繰り返しになりますが、感動する物語。

 

ぜひぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

Happy Reading.