つめたいよるに By 江國 香織
江國香織さんの著者はたくさんあって、まだほんの数冊しか読んでいませんが、タイトルがユニークなものが多くて店頭に並んでいると、思わず気になってしまいます。笑
この記事では、短編集『つめたいよるに』について書いています。個人的には短編集はあまり読まないのですが、、。
理論社のこの表紙が本当に可愛くてすごくお気に入りです。
21編を収録した短編集。詩的で童話仕立て。
それぞれのストーリーの不思議な世界観やキャラクターの温かさや優しさに惹かれます。
感想:世界観が本当に美しい。特に「デューク」がお気に入りです。私も愛犬家ですので、主人公の気持ちにとても共感でき、こんな話のような不思議な体験をしたら一生忘れられないだろうなあっと大げさですが、感動していました。ありっこないかもしれない空想の要素と、もしかしたら本当だったのかもという現実感が上手く調和していて読んでいくと、たった数ページの世界に途端に引き込まれていった。他にもたくさん印象に残る話がありました。全編あわしても1ー2時間あれば読みきれますので非常に読みやすいので是非、気になった方は手にとってみてください。
子供向け絵本って大人になってから読むと心に染みる事や違った感情を抱いたりするのでおもしろいです。
それとは逆に、大人の視点で子供の心を書いた作品も江國さんは多く書かれその描写はコミカルで正直でなつかしいなあって感じる部分も多くて楽しいです。
他の作品も読んでみたいので、他の著書でおすすめがあれば是非コメントください。
閲覧ありがとうございました。